自伝
「そうだよね…」


「本当に大丈夫?」


「うん…」


そんな事があってから、ますます私は亮ちゃんとは会わないような入れ違いの生活をした。


そのうち、亮ちゃんは実家から帰らなくなってた。


車が相模原のマンションに着いた。


「タンスそこ置いて置いて」


「部屋まで運ぶよ」


「いいから…」


渋々、玄関先にタンスを置いて帰って行った。


「ふぅ…やっと、片付いた」


グレーと黒で統一した部屋は全てが私のお気に入りの物ばかり


しばらくして電話をかけた。


「もしもし?仲田です」


「おお!仲田か引っ越し終わったのか?」


「はい…。どうしますか?」


「じゃあ、近くにいるからもう少ししたら、駅まで迎えに来てくれる?」


「わかりました。林田さん本当に付き合ってくれるんですね」


「ああ!俺も加藤に会いたいからな」


「じゃあ、10分後に駅のロータリーの所に居て下さい。」


早瀬さんが見つかった事を林田さんに伝えていた。


林田さんは今までの話をしていたため、私が、引っ越した日に早瀬さんの住むアパートを訪ねる事にしていた。


林田さんに会うのも久しぶり
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