自伝
私の実家…


「悟史さんの家族みたいに、理解のある人達じゃないんだよね」


「どこも、同じだよ」

「なんて言うか…
お母さんは普通の人なんだけどさ…
お父さんが…」


「気にするなよ」


私の気持ちを理解してくれていたから


私の実家とは特に挨拶や連絡をする事はしなかった。


時間が経ってほとぼりが冷めるまで待つ事にした。


しばらくは2人でいたいから、子供は直ぐ作らないと2人で決めた。


仕事を始めたけど、悟史さんはあまり長続きせず、何回も仕事を替えていた。


私も仕事を始めた。

幸い取っていた資格のおかげで、仕事は直ぐ見つかり世間的には真面目な職種に就くことができた。

悟史さんが一番長続きしたのはパチンコ屋さんだった。


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