自伝
会社の仲間と中学生からの親友


そして、私のお母さが結婚式に主席してくれた


そういえば、石井さんの両親にもあった事がない


お互い再々婚だった事も合って来てくれる人だけで式を挙げた。


もっと前から気づけば良かった。


また、私


この人の事良く知らない…


実家がどこなのか


兄弟がいるのか


親戚も親も…


また、偽りの結婚をしてしまった。


浅はかな計算は誤算で


気づけば、失ってはいけないものを失ってしまった


結婚してから直ぐ、あまり家に帰らなくなった。


それを利用して何度か、悟史さんとは会っていた


でも…


何の気ない会話の途中で悟史さんの私を見る視線に気が付いた


それは



ものすごく汚い物を見る目だった。


この時、本当にもう戻る事は出来ないんだど


やっと


わかった。


桜の花びらが雪のように舞い落ちていた日に


本当の別れをした


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