自伝
金曜日の夜に適当に嘘を付いて、春陽を実家で預かってもらった。


石井さんは週末ゴルフでいないから


ちょうど良かった。

携帯が鳴った


「はい」


「陽向(ひなた)です」

「あぁ!陽向君今向かってるところなんだけどさぁ、車どこ止めればいい?」


「うちの会社の駐車場に入れて下さい。」


「わかった!」


会社の場所を聞き


駐車場の入口で陽向君が待っててくれた

「たどり着いたね(笑)」


「なんとか(笑)」


2人で歩いて飲み会の場所に向かった。

「そういえば、陽向君ていくつなの?」


「24ですよ。石井さんは?」


「27…」


「全然見えないね(笑)同い年かと思った」

「だめかな?」


「全然イケてるよ」


「良かったぁ(笑)」


駅のそばの居酒屋に案内されて入ってみると


女子は私と陽向君の会社の女子で2人だけだった。


「初めまして石井です」


みんなとても優しく受け入れてくれた。
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