自伝
「綾は?」
「なんか…もっとドロドロしてる感じ」
「でも、一生懸命生きてるって伝わるよ」
「ありがとう」
今の話しで彼の中で昔の恋人と今のはっきりしない関係の子が
とても私にはネックに思えた。
そんな事情の陽向君はお金を使うことが嫌いで
外食とか遊びも、とにかくあまりしないらしい
そんな彼に合わせて
夕方までドライブしたり、公園巡りをしてこの日のデートは終了した。
また、次に合う約束をして
春陽を迎えに実家へ行くと
お母さんが言い辛らそうに
「綾…春陽のパパの事なんだけど…」
「悟史さんがどうしたの!?」
「アパートの家賃をね…半年も払ってなくて、仕方ないから出て行ってもらったのよね…」
「そ…う…」
なんだか、切ない気持ちが湧いてくる
「滞納した分はお母さんが払ったから」
「ありがとう…」
一気に、テンションが落ちて
マンションに帰った
マンションには珍しく、石井さんが帰って来てた。
「どこ行ってた?」
「うん…実家に遊びに行ってた」
「実家ね…そうなんだ」
私が外に出歩くのは面白くないよう
きっと、また悟史さんと会ってるのかと勘ぐっているんだろうな…
悟史さんは
もう…どこにいるか分からなくなっちゃったのに…
「なんか…もっとドロドロしてる感じ」
「でも、一生懸命生きてるって伝わるよ」
「ありがとう」
今の話しで彼の中で昔の恋人と今のはっきりしない関係の子が
とても私にはネックに思えた。
そんな事情の陽向君はお金を使うことが嫌いで
外食とか遊びも、とにかくあまりしないらしい
そんな彼に合わせて
夕方までドライブしたり、公園巡りをしてこの日のデートは終了した。
また、次に合う約束をして
春陽を迎えに実家へ行くと
お母さんが言い辛らそうに
「綾…春陽のパパの事なんだけど…」
「悟史さんがどうしたの!?」
「アパートの家賃をね…半年も払ってなくて、仕方ないから出て行ってもらったのよね…」
「そ…う…」
なんだか、切ない気持ちが湧いてくる
「滞納した分はお母さんが払ったから」
「ありがとう…」
一気に、テンションが落ちて
マンションに帰った
マンションには珍しく、石井さんが帰って来てた。
「どこ行ってた?」
「うん…実家に遊びに行ってた」
「実家ね…そうなんだ」
私が外に出歩くのは面白くないよう
きっと、また悟史さんと会ってるのかと勘ぐっているんだろうな…
悟史さんは
もう…どこにいるか分からなくなっちゃったのに…