自伝
旅行も無事に終えてから圭子を含めて良く4人で会うようにもなったり


鈴ノ木君ともいい友達付き合いを続けていた。


ある日、陽向君が尊敬してる会社の先輩の家で鍋をする事になり


陽向君と2人で先輩の家に行った


「はじめまして…。」

「いらっしゃい」


「こないだ話してた綾ちゃんです。」


陽向君が先輩とその同棲相手の彼女に紹介してくれ


とても楽しい時間を過ごした。


先輩達は釣りが趣味で良く週末に鯛釣りに行くらしく


この日も自分達で釣って来た鯛をご馳走してくれ


食事をしながら、飲んで盛り上がってた

陽向君がトイレに行った時に


先輩の彼女が


「陽向君とはどれくらい?」


「まだ、知り合ったばかりです」


「そう…もう随分長く一緒にいるみたいね(笑)」


「そうですか?」


「でも、見てると陽向君の綾ちゃんに対する扱い方が全然違うわよ」


「どんな風にですか?」


「何だろう…ものすごく大切にしてる」


嬉しかった。


多分ここへは今もお世話している彼女が来てるはずだし


私の方が、今ちょっとだけ有利かも…
< 184 / 284 >

この作品をシェア

pagetop