自伝
朝、いつものように春陽を保育園に送り
会社へ行った
「おはようございます」
「おはよう。具合もういいのか?」
「はい。おかげさまで(笑)」
「そうか、良かったな(笑)」
足早に別の部屋へ消えて行った
みんな幹部の人達は何処か慌ただしい雰囲気
周りの様子を伺いながら自分の席に座り
いつも通り仕事に取りかかろうとしたけど
「そうか…昨日パソコン持って帰ってるから、データがないや…」
どうしようかと考えていたところに
「石井さん社長が呼んでるよ」
「?はい」
社長室へ向かい
コンコン…
「はい」
「石井です」
「入りなさい」
「失礼します」
ドアを開け中に入ると、思い詰めたような顔で座っていた。
「座って」
「はい…」
「もう…知っているかと思うけど…
もう…この会社はダメなんだよ…」
「は…ぁ…」
「破産なんだ…それで、申し訳けないんだが取りあえず裁判所からの返事が来るまでの間、最小人数しか残れない」
「クビってことですか?」
「私もそんな事はしたくない…しかし…君の生活の保証ができない」
「でも、残れる人もいるんですよね」
「ほとんど残れないよ…取りあえず今月分までの給料は支払うから」
「そんな…あんまりです!会社の都合ならキチンと保証して下さい」
会社へ行った
「おはようございます」
「おはよう。具合もういいのか?」
「はい。おかげさまで(笑)」
「そうか、良かったな(笑)」
足早に別の部屋へ消えて行った
みんな幹部の人達は何処か慌ただしい雰囲気
周りの様子を伺いながら自分の席に座り
いつも通り仕事に取りかかろうとしたけど
「そうか…昨日パソコン持って帰ってるから、データがないや…」
どうしようかと考えていたところに
「石井さん社長が呼んでるよ」
「?はい」
社長室へ向かい
コンコン…
「はい」
「石井です」
「入りなさい」
「失礼します」
ドアを開け中に入ると、思い詰めたような顔で座っていた。
「座って」
「はい…」
「もう…知っているかと思うけど…
もう…この会社はダメなんだよ…」
「は…ぁ…」
「破産なんだ…それで、申し訳けないんだが取りあえず裁判所からの返事が来るまでの間、最小人数しか残れない」
「クビってことですか?」
「私もそんな事はしたくない…しかし…君の生活の保証ができない」
「でも、残れる人もいるんですよね」
「ほとんど残れないよ…取りあえず今月分までの給料は支払うから」
「そんな…あんまりです!会社の都合ならキチンと保証して下さい」