自伝
それからは、会社が終わると組合に行き
組合のお仕事を手伝ったりして
着実にこの組合の一員になってた
山本さんはいつもパソコンとにらめっこだけど
時々、飽きるらしく私達の方へやって来てたわいのない話しをしてた
「山本さんてどこから自転車で来てるんですか?」
「滝野川だよ」
「滝野川って、どこ?」
「北区だけど」
「遠くないですか?」
「そうでもないよ(笑)」
あっ…
笑った。
案外優しい顔してるじゃん
「今度私達の友達と飲み会しません?独身限定で」
「いいね(笑)みんなに声かけとくよ」
「お願いします(笑)」
なんだ、普通に普通の人じゃん
なんか…少し変わり者?のイメージだっただけに
一番気になってたかもしれない
「一先ず、会社乗り込んだ後にしようね」
「そうですね」
それから水曜日まで
どこか楽しみにしてる自分に気が付いた
飲み会のメンバーに会社の仲がいい友達に声をかけておいた
運命の水曜日
会社が始まったと同時に
凄まじいバイクの男が鳴り響き
会社の前で止まった
「何!?」
私も驚いた
みんな、窓に集まって外を見た
「あの人達だ…」
みんな、革の上下で普通にライダーだったのに
会社の人達は
「ヤバい人達が来たよ」
組合のお仕事を手伝ったりして
着実にこの組合の一員になってた
山本さんはいつもパソコンとにらめっこだけど
時々、飽きるらしく私達の方へやって来てたわいのない話しをしてた
「山本さんてどこから自転車で来てるんですか?」
「滝野川だよ」
「滝野川って、どこ?」
「北区だけど」
「遠くないですか?」
「そうでもないよ(笑)」
あっ…
笑った。
案外優しい顔してるじゃん
「今度私達の友達と飲み会しません?独身限定で」
「いいね(笑)みんなに声かけとくよ」
「お願いします(笑)」
なんだ、普通に普通の人じゃん
なんか…少し変わり者?のイメージだっただけに
一番気になってたかもしれない
「一先ず、会社乗り込んだ後にしようね」
「そうですね」
それから水曜日まで
どこか楽しみにしてる自分に気が付いた
飲み会のメンバーに会社の仲がいい友達に声をかけておいた
運命の水曜日
会社が始まったと同時に
凄まじいバイクの男が鳴り響き
会社の前で止まった
「何!?」
私も驚いた
みんな、窓に集まって外を見た
「あの人達だ…」
みんな、革の上下で普通にライダーだったのに
会社の人達は
「ヤバい人達が来たよ」