自伝
週末…


山本さんの家に行くため


約束通り最寄りの駅の前で待っていた


約束より少し遅れて

息を切らしながら、山本さんが走っきた。


「ごめん!!部屋片付けてら遅くなっちゃって」


「別に気にしなくてもいいのに(笑)」


「行こか」


「うん」


私が持っていた荷物を持ってくれ歩き出した。


駅から家まではかなり遠く


この道のりを走って来てくれたんだと思うと、山本さんの優しさを感じた。


「お腹すいた?」


「そうだね(笑)何か買っていく?」


「お好み焼き好き?」

「うん。大好き」


「じゃあ、もう少し行くとお好み焼き屋があるからそこに入ろうか」


「うん!それにしても結構駅から離れてるね」


「そうだね、あの踏み切りが幅広いからね。あれが無ければ結構近いだよ」


「そうなんだぁ」


「あった。ここだよ、ちなみにうちはもう直ぐそこだからさ」


「へぇ…何か初めての場所だからワクワクする」


お好み焼き屋さんに入り


ビールを頼んで、おしゃべりしながらお好み焼きを焼いた


なんだか、舞い上がってしまい


ちょっと…焦がしてしまった…。
< 249 / 284 >

この作品をシェア

pagetop