自伝
「後の事お願いね(笑)いつもごめんね」
千夏が取り上げて落とした包丁を拾い上げ
ためらわず
自分の胸を刺した
「山本さん…」
うっすらと見える人影
「気がつきましたか?ここは警察病院ですよ…傷は幸いに浅く済みましたからね」
正当防衛や今までの流れから
私が償う年月は8年という短い時間だった。
子供達は離れ離れに施設へ送られた
模範囚だったこともあり
4年が過ぎたころ仮出所が認められた
子供たちには会いに行かず
そのままかつて家族が4人で暮らした街へ向かい
かつて家族が住んでいた家を見に行った。
殺人があったことで家は取り壊されて
更地になっていた。
昔みんなで笑いながら歩いた商店街を歩き
桜夜と良く行った公園にたどり着いた。
「まだ…あったんだ…」
昔、桜夜が食べ終わった柿の種を埋めた場所を探してみた。
千夏が取り上げて落とした包丁を拾い上げ
ためらわず
自分の胸を刺した
「山本さん…」
うっすらと見える人影
「気がつきましたか?ここは警察病院ですよ…傷は幸いに浅く済みましたからね」
正当防衛や今までの流れから
私が償う年月は8年という短い時間だった。
子供達は離れ離れに施設へ送られた
模範囚だったこともあり
4年が過ぎたころ仮出所が認められた
子供たちには会いに行かず
そのままかつて家族が4人で暮らした街へ向かい
かつて家族が住んでいた家を見に行った。
殺人があったことで家は取り壊されて
更地になっていた。
昔みんなで笑いながら歩いた商店街を歩き
桜夜と良く行った公園にたどり着いた。
「まだ…あったんだ…」
昔、桜夜が食べ終わった柿の種を埋めた場所を探してみた。