自伝
永遠に
公園のゴミ箱に捨ててあった新聞紙の日付を見た
2020年2月3日
私の誕生日だ…
池の前にあるベンチに座り
荷物の中から写真をだしてみた
一つ一つあの頃の思い出を重ねながら
振り返っていた
「オバチャン」
「?」
「これどうぞ」
小さな可愛らしい女の子がおにぎりを一つ私に差し出してくれた。
「ありがとう(笑)あなたが作ってくれたの?」
小さくうなずいた
「きっといいお嫁さんになれるわね」
「モモー!」
遠くから母親が呼ぶとその子は母親の所へ走って行った。
しばらく親子を目で追った後
私の手の中にある小さなおにぎりをみつめた。
「そういえば、もう何日私は食べてないんだろう…」
食べてしまうのがなんだか、もったいないから
ずっと、持っていた
なんだか、今日はとても眠いな…
ベンチに横になり
星空を見上げた
さむいな…。
いつの間にか、夜と朝が交わり始めて
あぁ…
なんだか物凄く眠くなってきた…。
久しぶりにゆっくり眠ろう…。
朝陽と夕闇が交わる不思議な空に浮かぶ星を見つめながら
瞳を閉じた
2020年2月3日
私の誕生日だ…
池の前にあるベンチに座り
荷物の中から写真をだしてみた
一つ一つあの頃の思い出を重ねながら
振り返っていた
「オバチャン」
「?」
「これどうぞ」
小さな可愛らしい女の子がおにぎりを一つ私に差し出してくれた。
「ありがとう(笑)あなたが作ってくれたの?」
小さくうなずいた
「きっといいお嫁さんになれるわね」
「モモー!」
遠くから母親が呼ぶとその子は母親の所へ走って行った。
しばらく親子を目で追った後
私の手の中にある小さなおにぎりをみつめた。
「そういえば、もう何日私は食べてないんだろう…」
食べてしまうのがなんだか、もったいないから
ずっと、持っていた
なんだか、今日はとても眠いな…
ベンチに横になり
星空を見上げた
さむいな…。
いつの間にか、夜と朝が交わり始めて
あぁ…
なんだか物凄く眠くなってきた…。
久しぶりにゆっくり眠ろう…。
朝陽と夕闇が交わる不思議な空に浮かぶ星を見つめながら
瞳を閉じた