自伝
「おろすって!
もう、6ヵ月なんですよ!お腹の赤ちゃんだって、もうちゃんとした人間なんです!!それをおろせって!あんまりじゃないですか!!」


「あーヤッパリ、ろくでもない女だな…あんた」

お父さんが言ったその言葉に絶望した。
後は、ひたすら泣くだけだった。

そのまま、一緒に帰る事は許されず、佑一はそのまま、実家に残り、私一人泣きながら2人の部屋へ帰って行った。

翌日、今日は帰って来るだろうと思って美味しいものでも作ろうと買い物に出掛ける事にした。

「ちょっと買いすぎちゃった」

少し大きくなったお腹をかばいながら
かがんで買い物袋を足元に置いて、ドアの鍵を開けた。


・・・・・・・・


「どういう事!?」

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