自伝
それからは早瀬さんの望むカッコいい女とやらに近付く為にスーツ姿が多くなった。
2週間後に仙台へ出張に行く事になり、早瀬さんと2人で車で向かう事になった。
すっかり渋滞にハマってしまい、やっと中間地点辺りまで来た所で、早瀬さんは
「疲れたでしょ?少し休んでから行こうか」
そう言って、パーキングに入った。
「寒いですね…。」
「まだ、雪が残ってるんだろ。でも星が滅茶苦茶キレイだぜ!」
そう言って2人とも空を見上げた。
本当だ…。
こんなキレイな空を見たのは、初めてかも…。
冷たすぎる風が目にしみる。
「仲田!お前そう言えば、随分薄着だな~上着無いのか?」
「仙台へ行くの初めてなんで、感覚が分からなくて」
「そっか…」
そう言うと、走って自販機で、コーヒーを買って握りしめてた手をそっと差し出して
「嫌じゃなかったら暖かいよ」
全然嫌じゃない…
久しぶりになんか、ドキドキしてる…
早瀬さんは結婚してたから、そういう人を好きになっちゃいけないって、自分にカッコつけてた。
でも、気付いてた。いつもカッコよくて大人で、面白くて、素敵な女性に成るために色んなことを教えてくれた。
また…
・・恋してる・・
2週間後に仙台へ出張に行く事になり、早瀬さんと2人で車で向かう事になった。
すっかり渋滞にハマってしまい、やっと中間地点辺りまで来た所で、早瀬さんは
「疲れたでしょ?少し休んでから行こうか」
そう言って、パーキングに入った。
「寒いですね…。」
「まだ、雪が残ってるんだろ。でも星が滅茶苦茶キレイだぜ!」
そう言って2人とも空を見上げた。
本当だ…。
こんなキレイな空を見たのは、初めてかも…。
冷たすぎる風が目にしみる。
「仲田!お前そう言えば、随分薄着だな~上着無いのか?」
「仙台へ行くの初めてなんで、感覚が分からなくて」
「そっか…」
そう言うと、走って自販機で、コーヒーを買って握りしめてた手をそっと差し出して
「嫌じゃなかったら暖かいよ」
全然嫌じゃない…
久しぶりになんか、ドキドキしてる…
早瀬さんは結婚してたから、そういう人を好きになっちゃいけないって、自分にカッコつけてた。
でも、気付いてた。いつもカッコよくて大人で、面白くて、素敵な女性に成るために色んなことを教えてくれた。
また…
・・恋してる・・