自伝
仙台へ到着したのは夜中だった。

ずっと、運転をしていた早瀬さんもさすがに疲れた様子

「明日は忙しいから今日はゆっくり、寝とけ」

そう言って、自分の部屋へ入って行った。

私も自分の部屋へ入り部屋着に着替えた後、窓を開けて空を見てた


キレイ…


「本当だな」

えっ!?

「早瀬さん寝なくて良いんですか?」

「仲田とおしゃべりしてる方が楽しいからな」

また…

ドキドキしてきた。

窓際で隣同士

沢山話しをした。

不思議とお互いプライベートの話しはしなかった。
現実的な話しは今この場には似合わなかったから…

そんな雰囲気がお互い通じてた。


もっと近くに行きたい

そんな気持ちがこみ上げて…つい…

「あの…
そっちに…
行ってもいいですか?」

言っちゃった!




「おいで」



落ち着いた口調は全てを包み込んでくれた。
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