自伝
「だって、仙台初めてなんだろ?せっかく来たんだから観光しようぜ!! 」

「大賛成で~す!」

会社で取ってくれたビジネスホテルをチェックアウトして、普通のグランドホテルにチェックインした。

受付で

「お部屋はツインとダブルどちらに致しますか?」

早瀬さんは横にいた私とアイコンタクトをして

「ダブルで」

と言った。

物凄くドキドキして来た。

昨日は一緒にいたけど抱き寄せられた後は何も無かったし。
部屋へ荷物を置いて早速外に出た。

有名所を一通り観光して夕方になった。
夕食を済ませて部屋へ戻り明日の帰り支度をしていた時に
後ろからそっと抱きしめられた。

「もっと一緒にいれたらいいのに…。」

「私も…。」

自然の流れのまま

初めて早瀬さんと結ばれた。

日曜日に東京へ戻り、途中の駅まで送ってもらう事になった。

一緒にいたくて、わざど遠回りをして、全然近くない渋谷の駅まで行った。

早瀬さんも繋いだ手を離さなかった。

・・・・・

「仲田…
明日さ…一緒に出勤するか…」

「良いんですか?」

早瀬さんは何か吹っ切った用に、渋谷の東急ホテルへ向かった。

でも、明日からはもう一緒に朝を迎える事は出来ない…
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