小人と人間
「嘘吐きは、この学校には
要りません。どっかに
行ってくださ~ィ」
藍美の意地悪グループが、
涙衣に、水を掛けたり
叩いたりしました。
それでも涙衣は、絶対に
泣きませんでした。

その日涙衣は、体操服を着て
家に帰りました。
家にはいつもの様に
誰もいません。
「ただいま」
涙衣の声が、リビングに
虚しく響きました。
自分の部屋に、向かい
服を急いで着替えて
リエルの所に、向かいました。
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