あの日…
不幸の記憶

*直樹*

俺は今日、大切なアイツに会う。

「直樹~!!」

今、笑顔で向かってくる
アイツ。

大切な俺の彼女…

「美咲…」
「ごめんね、待った??」
「いや、行こうか…」
「うん!!」

美咲は俺達の高校の中で一番可愛いって、町中で
有名だ…

確かにすごく可愛い。
白い肌…
大きな瞳…
長いまつ毛…
ピンクに染まった頬…
小さな唇…

どれをとっても
最高の女…

「直樹??何ボーッとしてるの??」
「えっ!?あ、ごめん!!」
「変な直樹…クスッ」
「笑うなっ!!」
「ごめん、ごめん」

今は幸せだった…
今の今までは…

「ジュース買ってくる
そこのベンチで待ってろ」
「わかった~」

俺は美咲を1人残して
走って行った…
これが間違いだった…
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