女王様はメイド様?!②
「翔が助けてくれたの?」


だとしたらアレは…


「まぁ…な」



なぜかバツが悪そうに遠くの方をみつめながら自分の頭を抑えてる。


「そっか…ありがと…」


「あぁ…」



嬉しかった。ものすごく嬉しかった。


翔があたしなんかを助けてくれて。


それに、普通に話せてるのが嬉しくて堪らない。


もう一生会えないんじゃないかと思った。


もう一生話せないんじゃないかと思った。


だからいっぱい泣いて、あんなことをいった自分に腹がたった。


何度も後悔した。



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