女王様はメイド様?!②
「はぁ…なんでなにもいってくれかったの?」


「なんか相談するほどのことでもないと思って。」


「これが相談するほどでもないならなにがあるの?!」


なぜか唯の怒りはヒートアップしてきてる。


っていうかなんで唯が怒ってんの?


声のトーンが段々高くなっていき、耳に響く。



こんなに唯がヒステリックになったとこなんて初めてみた気がする。


「あのね。由凛の悪いとこはすぐそーやって自分一人で抱え込んで自分で解決しようとして…白黒はっきり決めすぎるとこ!」



あまりの唯の迫力に体が固まって動かなかった。



言っていることがあまりに的を射てるせい。


相談したところで解決するはずがない…



それがあたしの本音だ。



それを意図も簡単に言い当てた唯はさすが親友だと思う。
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