優しい嘘−最低な兄に恋して−【上】
大雅はそれ以上何も聞く事はなく『そうか』とだけ言って、ご飯を食べ始めた。





「大雅」


「あ?」


「セックスってそんなに気持ちいい?」





あたしがいきなりこんな事を聞いたもんだから、大雅はむせてしまった。


あたしは水を大雅の前に差しだす。


大雅は胸を叩きながらその水をゴクゴクと飲んだ。





「ガキがいきなり何言ってんだ?」


「ガキって…あたしもう高3なんだけど。大雅の事ならすでに経験済みの年でしょ?」


「まあ、そうだが」





やっぱりそうなんだね。




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