優しい嘘−最低な兄に恋して−【上】
大雅の部屋に入るのは2度目。




「ほんとにいいんだな?」


「……うん」


「後で後悔すんなよ」


「……うん」


「来いよ」





大雅に言われてベッドの上に座るとゆっくりと押し倒された。



顔を近づけられキスをされる。


離れたり触れたりを繰り返すから大雅の髪があたしの顔にあたってくすぐったいよ。




「足開け」




あたしは言われた通りに足を開くと大雅の手が伸びてくる。





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