優しい嘘−最低な兄に恋して−【上】
大雅の手の動きに全身に力が入ってしまう。





「力抜いとけよ」




その後死ぬほどの痛みに襲われたのに、大雅はお構いなしに動き続けた。


あたしが初めてだって知ってたのに。


終わった後もヒリヒリと痛みを感じる。






でもね、痛みと引きかえに気づいた事がある。





あたし、大雅が好きなのかもしれない………。









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