優しい嘘−最低な兄に恋して−【上】
あたしは花火の音が聞こえなくなると、家へ帰っていった。



大雅になにもなかったらいいけど。


もし事故でもあっていたらどうしょう?


そう思うと恐怖が襲ってきて家までの距離で何度も立ち止まった。




家に帰ると大雅のいつも履いてる靴がある。


って事は家にいるの?



よかった…事故とかじゃなくて。




そう思ってたら、あたしのじゃないヒールが脱いであった。





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