優しい嘘−最低な兄に恋して−【上】
あたしでも知ってる超一流ブランドのヒール。



大雅がいつも連れ込んでる女たちとは少し違うんだと思った。



リビングに入るとすでに女の甘い声が聞こえていた。




大雅はあたしとの約束を破って女を抱いてたの?


守れない約束ならしてほしくなかった。


あたしは今日の花火をすごく楽しみにしてたんだよ?


それに大雅に何かあったのかとすごく心配もした。




あたしは家を飛び出していつもの公園のすべり台に腰をおろした。






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