優しい嘘−最低な兄に恋して−【上】
3人で夕食を食べてテレビを見ていた。



大雅はタバコをきらせたとか言ってコンビニに買いにでた。



そのせいで、アヤさんとふたりっきりになっているあたし。





「あいつの彼女って大変でしょ?」





アヤさんはあたしの事、彼女だと思ってるのかな?


違うのに。





「昔はこんなんじゃなかったのにな」





幼なじみだけあって、アヤさんはあたしの知らない大雅を知ってるんだよね。



それがあたしの嫉妬心をかき立てる。





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