優しい嘘−最低な兄に恋して−【上】
無事に写し終えたあたしたちは解散してそれぞれ帰ったり、遊びに出かけたりした。



もちろんあたしは遅くなれないから真っ直ぐ家に帰らなきゃならないけど。



同じ方向に帰るリカと歩いて帰っていた。






「ねぇ、雪穂って彼氏でもできた?」


「えっ?できてないよ」


「そうなんだ。最近、全然遊びに参加しないじゃん」


「門限とかできちゃって、いろいろ大変なのよ」


「それは災難だね。最近遊んでてもつまんなくて…いい男もいないし」


「リカは特定の彼氏は作らないの?」


「本気になれる男がいたら作るよ」





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