優しい嘘−最低な兄に恋して−【上】
「はじめまして、雪穂の友だちのリカです」





目を輝かせて挨拶をしているリカ。


大雅はイケメンだしリカらしいな。





「どうも、雪穂の兄です」





兄と言う言葉に胸がズキンと痛んだ。


まあ、説明のしようがないし一番いいのかもしれないけど。





「雪穂、お兄さんいたんだ」


「まあね」





リカにはママの結婚の事とか何も話していないしな。




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