優しい嘘−最低な兄に恋して−【上】
「ママだけかと思ってた」


「リカ、下まで送って行くよ」





あまり家にいてほしくなくて早くリカを追い出そうとした。


もしかしたら、あたしの中で危険信号が働いたのかもしれないけど。





「飯食ってく?」





ちょっと!!大雅!

なに言い出すのよ?





「えっ?いんですか?」


「雪穂のダチだからな」


「それじゃ、お言葉に甘えます」





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