優しい嘘−最低な兄に恋して−【上】
それから2日後。


明日から学校だし気分転換に美容院へ行ってたあたし。



夕方、家に帰るとまた女の靴がある。


この靴どこかで見たなと思いながら自分の部屋へ入った。



相変わらず、聞こえてくる女と大雅の声。


今日の女はまた一段と声が大きいな。






「お前、ほんとに雪穂のダチか?」





ん?あたしの友だち?



iPodで音楽を聞こうとしているあたしの耳に入ってきた会話。





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