優しい嘘−最低な兄に恋して−【上】
あたしは玄関に脱いであった靴の事を思いだした。
あの靴…リカのだ。
って事は、大雅がリカに電話したんだ。
女なんかいっぱいいるのにあたしの友だちまで手を出すなんて最低。
「ふふっ。雪穂は純粋だもんね。それにしても雪穂にこんなカッコ良くてエッチのうまいお兄さんがいたなんて」
「まあ、ほんとは兄妹じゃねぇしな」
「えっ?違うの?」
「あいつは俺の玩具だ」
玩具か……。
確かにそうかも。
あたしは涙を流してしまった。
あの靴…リカのだ。
って事は、大雅がリカに電話したんだ。
女なんかいっぱいいるのにあたしの友だちまで手を出すなんて最低。
「ふふっ。雪穂は純粋だもんね。それにしても雪穂にこんなカッコ良くてエッチのうまいお兄さんがいたなんて」
「まあ、ほんとは兄妹じゃねぇしな」
「えっ?違うの?」
「あいつは俺の玩具だ」
玩具か……。
確かにそうかも。
あたしは涙を流してしまった。