優しい嘘−最低な兄に恋して−【上】
そのまま涙を拭く事なく家を飛び出して、いつもの公園へ向かった。



今まで言われたどの言葉よりもキツいな…。


しかも、それをあたしの友だちに言っているのが何倍も悲しくさせる。




もうやだ……。


やっぱり大雅は最低だ。



玩具だなんてやだ…。


やっぱり特別なんてなれないんだよ。




玩具って事は飽きたら簡単に捨てられるかもしれないし。



でも、捨ててくれた方がいいかもしれないな。



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