優しい嘘−最低な兄に恋して−【上】
「あたしお風呂入ろうかな」




読んでいた雑誌を閉じてベッドから立ち上がろとしたら、大雅に腕を引っ張らてまたベッドに座り込んだ。





「なにすんのよ?」


「お前、なんか怒ってねぇ?」


「怒ってないよ」


「あっそ」


「いやっ」





大雅はあたしを押し倒して覆い被さってきた。


また抱く気?


リカを抱いた後にあたしを抱くの?





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