優しい嘘−最低な兄に恋して−【上】
「お前は俺を怒らせてばっかだな」
「なんで怒るのか意味分かんない」
「こっちこい。分からせてやるから」
「やだ、いい」
そう言ったのに大雅が起き上がって、おもいっきり腕を引っ張るからベッドに近づく形になってしまった。
病人なのにそんな事はお構いなしに乱暴にベッドに倒された。
「ちょっと、大雅、何する気?」
あたしの両手首を押さえつけながら覆い被さるようにして見下ろしてくる大雅。
「お前は俺のもんだ。俺以外の男なんか見やがったら殺すからな」
「プッ…なに、それ。独占欲強すぎ。大雅の彼女になる人は大変だね。浮気はされるし、束縛ばっかで独占欲が強いなんて」
「なんで怒るのか意味分かんない」
「こっちこい。分からせてやるから」
「やだ、いい」
そう言ったのに大雅が起き上がって、おもいっきり腕を引っ張るからベッドに近づく形になってしまった。
病人なのにそんな事はお構いなしに乱暴にベッドに倒された。
「ちょっと、大雅、何する気?」
あたしの両手首を押さえつけながら覆い被さるようにして見下ろしてくる大雅。
「お前は俺のもんだ。俺以外の男なんか見やがったら殺すからな」
「プッ…なに、それ。独占欲強すぎ。大雅の彼女になる人は大変だね。浮気はされるし、束縛ばっかで独占欲が強いなんて」