優しい嘘−最低な兄に恋して−【上】
カナだけは学校へ来るなりあたしのところへ駆け寄って来てくれた。
「雪穂、退院おめでとう」
「ありがとう。それよりさ、なんか視線と違和感感じるんだよね」
「あ、メールのせいだわ」
「メール?」
「雪穂と大雅さんの事がチェンメでまわってるの。多分、リカの仕業だと思うけど」
「どんな内容なの?」
隠し事の嫌いなカナはあたしにチェンメを見せてくれた。
「雪穂、退院おめでとう」
「ありがとう。それよりさ、なんか視線と違和感感じるんだよね」
「あ、メールのせいだわ」
「メール?」
「雪穂と大雅さんの事がチェンメでまわってるの。多分、リカの仕業だと思うけど」
「どんな内容なの?」
隠し事の嫌いなカナはあたしにチェンメを見せてくれた。