優しい嘘−最低な兄に恋して−【上】
「浮気はしないでね」


「それは約束できねぇな。お前が毎日満足させてくれんなら別だが」


「分かった。あたし頑張る」





何が嬉しいんだ?


いきなり笑顔になってやがる。



俺は憂鬱でしかねぇのに。





「頑張るとかじゃなくて満足させらんねぇと、お前の望みは叶えてやれねぇぞ」


「分かってる。自信あるから」





確かに。
経験は豊富って感じだったな。




< 244 / 361 >

この作品をシェア

pagetop