優しい嘘−最低な兄に恋して−【上】
暫くして、大雅の部屋が開いて女がでてきた。



パーマがかかったロングヘアー。


細身でスラッとしていて長身でモデルみたいなスタイル。


それなのに顔はキツくなくて大和撫子と言うのか和風美人って感じだ。






「妹さん?」


「…………はい」





悔しいけど『はい』と答えた。



こんな人に適うはずもない。



対抗するのも無意味だと思う。



悲しいけど、あたしの負けが会った瞬間に分かってしまった。






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