優しい嘘−最低な兄に恋して−【上】
「似ていないのにお姉ちゃんだって分かったの?女の勘ってやつね」





あたしがその写真ばかり見ていたから、アヤさんがそんな事を聞いてきた。



でも、勘とかじゃなくて……会った事があるから。





「お姉さんのお名前聞いてもいいですか?」


「マミ。本田真実よ。あたしの2つ上のお姉ちゃん」





と言う事は大雅よりも一つ年上なんだ。



和風美人はもう少し上かと思ったけど。



失礼だけど、20代後半に見えた。






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