優しい嘘−最低な兄に恋して−【上】
大雅の過去…。


初恋、最愛、それは今も続いてるんだ。




マミさんにそっくりな女の人に好きだと言うくらい、マミさんが好きなんだ。



大雅はマミさんを忘れられないんだ。


多分、忘れるつもりもないんだろうけど。




でも、大雅は苦しんでる。




確実、今も苦しんでる。






「ごめんね。こんな話、雪穂ちゃんには残酷よね」


「いえ。ずっと大雅から聞きたいと思ってたけど、大雅が話してくれる事はなかったんですね」







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