優しい嘘−最低な兄に恋して−【上】
ニヤリと笑う大雅はほんと子どもみたいで、それ以上怒る気にもなれなかった。



普段あまり行かないような大きなショッピングモールに到着した。



ここは家からだと電車を乗り換えて、おまけにバスまで乗らないといけなくて、ほとんど来た事がなかった。



大きな駐車場があるからここを選んだのかもしれないけど、大雅の優しさな気がした。






「まず飯にすんぞ」


「そうだね」






あたしたちは到着するなり昼食をとることにして、オムライスのお店に入った。





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