優しい嘘−最低な兄に恋して−【上】
嘘つき男
学校終わり、帰りたくもない家へ帰るあたし。




「はぁ〜ただいま」





玄関を開けると、靴が脱いである。


もう帰ってるんだ?大学生ってそんなに暇なのかな?




脱ぎ散らかしてある靴を整えるあたし。




また女を連れ込んでるの?
今日はリビングでなんかでやってないわよね?




あたしはもう二度とあんな気持ち悪いものが見たくなくて、耳を済ませながらリビングへ入っていった。



よかった…今日は部屋でやってるみたい。

って言っても、となり同士で薄い壁だから声は聞こえてくるんだけどね。



あたしはリビングを通り抜け、自分の部屋へ入っていった。




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