優しい嘘−最低な兄に恋して−【上】
あれからもう2年以上もたつんだな。



それなのに俺はまだお前に囚われたままだ。





ケイコはマミにそっくりな顔をしている。



初めて会った時はマミが生きているとさえ思った。



ケイコとは1年以上になるが、俺はどの女よりもこいつを優先してきた。


他の女と約束があっても、ケイコから連絡が入れば俺は迷わずケイコを選んできた。




ケイコを抱いている時だけはマミ抱いている気分になれたから……。






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