優しい嘘−最低な兄に恋して−【上】
久しぶりにケイコから連絡が入り、俺は迷わずケイコを家にあげて抱いた。



こいつは顔だけじゃなく、声までマミに似ていると思った事がある。



俺の意識が勝手にケイコをマミに変えたのかは分からないがな。






「それより大雅、あたしの事まだ好き?」





ケイコがこんな事を聞いてきたのは初めてだ。



俺はいつものようにケイコにマミを重ねて『好きだ、愛してる』と言おうとした。







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