優しい嘘−最低な兄に恋して−【上】
女の逆恨み
今日も大雅は女を連れ込んでる。


ほんとよくやるよね。

毎日元気なもんだね。




最近、あたしはiPodを買った。
もちろん、変な声がちょっとでも聞こえてこないように。



それで、今もiPodで音楽を聞いているからドアが開く音に気づかなかった。






「きゃぁっ…!痛い…痛い…」





なに?ってか、誰?


誰かに後ろから髪を引っ張られている。


大雅?!




あたしは頭を押さえながら後ろを横目で確認した。




大雅じゃない!!女だ。




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