優しい嘘−最低な兄に恋して−【上】
泣いてる子を無視し続ける大雅。
ほんと、最低なやつ。
あたしは自分の部屋なのに居づらくなって、部屋を出て行こうと大雅の横を通り過ぎようとした。
「どこ行く気だ?」
「べつに」
どこって決めてないけど、多分公園だと思う。
あたしにはそこくらいしか行くところはないし。
ほんと、最低なやつ。
あたしは自分の部屋なのに居づらくなって、部屋を出て行こうと大雅の横を通り過ぎようとした。
「どこ行く気だ?」
「べつに」
どこって決めてないけど、多分公園だと思う。
あたしにはそこくらいしか行くところはないし。