優しい嘘−最低な兄に恋して−【上】
大雅もこんな優しさだったらな…。



素直にありがとうって言えるのに。



あたしはまだiPodのお礼も言ってないし。





時計をみたらもう18時をまわっていた。





「ユウマくん、あたしそろそろ帰るね?19時まで帰らないといけなくて」


「あ、門限あるんだ?分かった。帰ろうか?」


「うん、ごめんね?せっかくゲーム楽しんでたのに」






あたしたちはゲームセンターを出て家に向かって歩いていた。


また手を繋いで……。





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