優しい嘘−最低な兄に恋して−【上】
あたしは出て行く事を決意したのに何事もなかったかのように大雅と無言で夕飯を食べる。



食べ終わり部屋にいるとまた大雅の部屋から女の声が聞こえてきた。



あたしにあんな事しておいて、また女を抱いてるなんて…。





「…大雅…やだっ…激しすぎ……」






こんな声を聞くのも今日で最後。



あたしは荷物をまとめて家を出て行った。





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