優しい嘘−最低な兄に恋して−【上】
あたしは急いで大雅の家へ向かった。
信じられない。
大雅に聞くまで信じない。
家の中へ入っていくと大雅はリビングにいた。
「はぁ…はぁ…」
思いっきり走ってきたせいで、呼吸がかなりあれてる。
「どこ行ってたんだ?」
「大雅…」
「あ?」
「………ママたちが死んだってほんと?」
信じられない。
大雅に聞くまで信じない。
家の中へ入っていくと大雅はリビングにいた。
「はぁ…はぁ…」
思いっきり走ってきたせいで、呼吸がかなりあれてる。
「どこ行ってたんだ?」
「大雅…」
「あ?」
「………ママたちが死んだってほんと?」