優しい嘘−最低な兄に恋して−【上】
大雅は女を帰らせて夕食の支度をしている。



あたしはリビングでテレビを見ながら夕食が仕上がるのを待っていた。




♪〜♪〜♪〜♪




ポケットに入れていた携帯が鳴った。


あ、ユウマくんからだ。



最近、メール返してなかったしね。





「もしもし」


『あ、雪穂ちゃん?よかった。メール返って来ないから嫌われたかと思った』


「ごめんね?いろいろと忙しくて」





それから数分間ユウマくんと話して電話を切った。



あ、花火大会断るの忘れた。



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