優しい嘘−最低な兄に恋して−【上】
大雅から許しがでないのもあるけど、今は花火とか見たい気分じゃないしね。





「雪穂、飯できたぞ」


「はーい」





ダイニングの椅子に座り夕食をたべる。


大雅って意外に料理は上手いんだよね。


母親がいなかったらから昔から作ってたらしい。




「いただきます」


「今の電話、この間のやつか?」


「うん」


「……花火大会行きたいのか?」


「ううん、行きたくない」




今はあまり外に出たくない。

なにも考えずに過ごしていたい。





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