LOVE ♥LOVE♥LOVE   俺様幼なじみが旦那さま!?

いつもように登校していると
この頃は、気にならなかった
違和感に気付いたんだ。

カンナの事は気にならなくなっ
たのかこの頃は、この坂道を
登っても左手に力が加わる事
はなかったんだ。

だけど、今朝は違ってた。

左手に違和感を感じたんだ。

俺は、校門を見つめた。

男がひとり誰かを待っている。

あいつが原因なのか?

 「どうした、心和?」

俺が訪ねても何もなかったかの
ように振る舞う心和。

俺は、心和を連れてそいつの横
を通り過ぎたんだ。

何もなかったから最初は、気のせい
かと思いたかった。

でも、スーッと左手から力が抜けた
んだ。

心和がホッとしたんだろう。

わかりやすいんだよな。
嫌になってしまうよ。

って事はやっぱり原因はあいつな
訳ね。

俺は、苛立ちを表に出さないように
するのでやっとだった。






< 118 / 240 >

この作品をシェア

pagetop