LOVE ♥LOVE♥LOVE 俺様幼なじみが旦那さま!?
いつもように登校していると
この頃は、気にならなかった
違和感に気付いたんだ。
カンナの事は気にならなくなっ
たのかこの頃は、この坂道を
登っても左手に力が加わる事
はなかったんだ。
だけど、今朝は違ってた。
左手に違和感を感じたんだ。
俺は、校門を見つめた。
男がひとり誰かを待っている。
あいつが原因なのか?
「どうした、心和?」
俺が訪ねても何もなかったかの
ように振る舞う心和。
俺は、心和を連れてそいつの横
を通り過ぎたんだ。
何もなかったから最初は、気のせい
かと思いたかった。
でも、スーッと左手から力が抜けた
んだ。
心和がホッとしたんだろう。
わかりやすいんだよな。
嫌になってしまうよ。
って事はやっぱり原因はあいつな
訳ね。
俺は、苛立ちを表に出さないように
するのでやっとだった。